⇒壁紙をスチームクリーナーで掃除しても大丈夫?とお悩みの方はこちらの記事をどうぞ!
壁を塗装にするために壁紙をはがし始めたけれど、裏紙を剥がすことができない!もう腕が限界で辛い!とお悩みの方に朗報です。
どんなに剥がれない裏紙も、スチームクリーナーを使えばべろーーーんと剥がれます。
我が家の47年前に張られた壁紙の裏紙もきれいに剥がすことができました。
スチームクリーナーを買う前には、水、障子剥がし、壁紙剥離剤といろいろ試しました。
でも、ぜんぜん剥がれなかったコンクリートの躯体にはられた裏紙が、です。
スチームクリーナーを購入するので少しお金はかかってしまいますが、スチームクリーナーを家の掃除でも活用するなら、買う価値あり!です。
壁紙は2つの層からできている
これから剥がす方のために、簡単に説明をしておくと壁紙は部屋から見える模様のついた部分と、裏側の紙の層の2つの層で出来ています。
(一部そうでないものもあります)
そして、壁紙を張り替える場合と塗装壁にする場合では裏紙の扱いが異なります。
壁紙を張り替える場合は裏紙を残す!
通常、壁紙を張り替えるときには、裏紙は残したまま表側だけ剥がして、裏紙の上から重ねて新しい壁紙を張るわけです。
裏紙が部分的に剥がれてしまったりすると、上からはる壁紙に凹凸ができてしまうので、古い壁紙を剥がすときには、注意してなるべくキレイに残すようにします。
間違っても適当にバリバリひっぱがしたりしてはいけません。
とはいえ、我が家の壁紙をはがしてみたら下地はでこぼこで、壁紙はそれを全部隠してしまえるのですごいな~と思いました。
塗装壁にする場合には裏紙を一片残らず剥がす!
逆に、壁を塗装する場合には、この裏紙を全てはがす必要があります。
我が家の築古47では、過去47年のあいだに2回壁紙の張替えがおこなわれていたようです。
現在の壁紙の表側を剥がす⇒下に3枚の裏紙
といった状況です。
この3層を全て剥がさなければなりません。
剥がれないのはコンクリートの躯体に直接はられた裏紙
3層のうち上の2層、要するに裏紙の上に張られた裏紙は、障子剥がしや剥離剤ではがすことができました。
問題はコンクリートの躯体に直接張られている一番下の層。
ここは、どんなに大量に剥離剤を使っても、塗布からの時間を変えて試しても、スクレーパーで強引にちょっとずつしか剥がすことしかできませんでした。
もう、ほんとうにちょっとだけ。
2mm*4mmとか涙
このままじゃ裏紙を剥がすだけで3年かかる…どうすりゃいいのーーー!!
ネットで検索しまくったところ、あるQ&Aサイトで見つけました。
業者の方の解答で、「壁紙から塗装にする場合には、スチームクリーナーを使って石膏ボードに残った糊もとります」的な解答を…
買うか買うまいか…3日悩んだ末に、3年壁紙を剥がし続けるくらいなら購入しようと決意。アイリスオーヤマのキャニスター式スチームクリーナーが我が家にやってきました。
初めてスチームクリーナーを使って裏紙を剥がした時の感動は忘れられません。
あんなに、あんなに頑固だった裏紙がべろーーーんとめくれる。うれし涙が出そうでした。
超簡単!スチームクリーナーを使った裏紙の剥がし方
作業自体はすごく簡単です。
が、作業にまつわる汚れ水濡れが発生するので、お部屋の養生はしっかりめにした方がよいです。
裏紙はがしに必要な道具
必要なものは6つ。
剥がす作業自体に必要なものは、上の3つだけ。
下の3つは次に説明する水濡れ対策に必要なものになります。
- スチームクリーナー
- スクレーパー
- ウェス(小さく切ったタオルなど)
- マスカーまたはブルーシートなど防水できるもの
- 新聞紙などのいらない紙
- バケツなど水を入れられるもの
水濡れ注意!裏紙剥がしの準備「養生」は超大切
養生は主に床に対して行います。
- マスカーやブルーシートなど水を通さないものを一番下に敷く
- 上から新聞紙を重ねて敷く
- 近くにテレビなどの水がかかってはまずいものがある場合はビニール袋やマスカーで保護する
なぜ新聞紙と防水できるシートの2重の養生が必要なのかを解説します!
スチームクリーナーを使って裏紙を剥がすと、3つの水濡れ問題が発生します。
- 壁から水が床に垂れる。
- 剥がした裏紙がびちゃびちゃ、裏紙の糊がベタベタになる。
- 作業を中断して再開した時に、クリーナーのホース内の水がぶしゃーーー!!!と発射されて、そこら中が濡れる。
マスカーなどの上にたれた水を吸い取る
壁から垂れる水はコンクリート自体に吸収されていくので、上のほうの裏紙を剥がしているときは大した量になりません。
でも、下の方の壁紙を剥がすときには、まあまあ濡れます。
そして、うっかりブシャー!した時が…悲劇涙
スチームクリーナーの機種によるのかは不明ですが、我が家のアイリスオーヤマ製はスチームが冷えてホース内に水がたまります。
時間をあけて作業を再開するときは、まずバケツなどに向けてスチームを発射しホース内にたまった水を抜く、または、必ず壁に向けて発射するようにしましょう。
剥がしたベチャベチャ裏紙をすばやく処理する
作業中に剥がしたびちょぬれのベタベタ裏紙はそのまま床に落とします。
スチームクリーナーの熱で溶けた糊は、時間がたって乾燥するとまた固まってしまいます。
ブルーシートやマスカーはベチャベチャベタベタの裏紙とガビガビになった裏紙にまみれることになります。
うっかりその上を歩くと、靴の裏にも裏紙が張り付きます。
せっかく買ったブルーシートは塗装の時にも使いまわしたいはず。
新聞紙をしいておけば、作業が終わったところから、新聞紙を丸めて捨てるだけですみます。
スチームをじっくりあてて剥がそう
じっさいの作業方法はいたって単純です。
- 剥がしたい場所に、じっくりスチームをあてる(しっかり濡れるまで)
- スクレーパーでこそげとる
以上!
もはや何の解説も必要ありません。
これだけで、あんなに頑固だった裏紙がぬるーんべろーんと剥がれます。
作業自体は簡単なのですが、1つポイントをあげると…
ウェス(古布)必須!!!
ベチャベチャベタベタの裏紙は、スクレーパーの刃にもくっついてしまうので、これを拭き取らなければなりません。
また、壁に残った細かい裏紙を拭き取るのにも役立ちます。
いらないタオルでもパンツでもなんでもいいので、小さめに切って用意しておくといいです。
我が家ではフェイスタオル(細長いやつ)を8枚に切り分けて使っています。
壁紙剥がしにおすすめのスチームクリーナーはキャニスタータイプ
スチームクリーナーには大きくわけて2つの種類があります。
ハンディタイプとキャニスタータイプ。
キャニスタータイプにした理由は3つ。
- 本体を床に置いたまま使える。
- キャスター付きで引っ張ると動く。
- 水のタンク容量が大きい。
スチームクリーナーを使っても、シュッとしてパッと剥がれるというわけにはいきません。
じっくり3往復ぐらいスチームをあてると、スクレーパーでべろんと剥がすことができるといった感じです。
そのため何部屋も剥がす我が家では、キャニスタータイプの方が圧倒的に作業効率がいいです。
脚立上での作業で実感するキャニスタータイプのメリット
- ヘッドを持つだけなので軽い。
- 水がたっぷり入るので長時間作業ができる。
- 自分は動かずにスチームクリーナー本体だけを動かせる。
壁紙を剥がすときは、脚立の上に乗っている時間も長いです。
ハンディタイプのスチームクリーナーってけっこう重いです。
本体重量は1.5~2kg前後が多いです。
水を入れると総重量は2~2.5kgくらい。
脚立に乗って高いところの裏紙を剥がす時に 、片手にスクレーパー、片手に2kg以上のスチームクリーナーを持ったまま作業するのは シンドイ…。
いちいち床に置くために脚立をおりるのも面倒すぎます。
物によっては延長ホースがあり、床に置いたまま作業できそうですが、ちょっとひっぱるとスチームクリーナー本体が転倒してしまいます。
その点、キャニスタータイプだとヘッド部分を持つだけなので、重さは全く負担になりません。また、ホースを引っ張れば本体が近づいてくれるので、転倒することもなく、脚立上で思い切り手をのばして作業できます。
ハンディタイプのスチームクリーナーのメリットは2つ
- キャニスタータイプより値段が安い
- 収納場所をとらない
まぁ、大きいです、キャニスタータイプは(苦笑
よくある掃除機くらいのサイズをイメージしてもらえば大丈夫です。
でも、作業上のメリットはハンディタイプにはありません。
剥がす面積が狭かったり、高いところでの作業がない場合にはハンディタイプでOK!
まとめ
大半の人にとって壁紙を剥がす作業は、人生の中でそうそうあることではないです。
だから、そのためだけにスチームクリーナーを買うのはもったいない。
テレビショッピングでもやってますけど、色々使い道はあるんです。
でも、いちいち出すのが面倒じゃないですか?
コンロの掃除なんて、週に1回くらいセスキ水でピュッと拭いたほうが楽だし、じゅうぶんキレイになります。
はっきり言って、焦げ付いた汚れはスチームクリーナーだけでは落ちないです(;^ω^)
スチームアイロンとしても使えるようですが、お湯になるのに時間がかかるし、こんな大きいものをいちいち出したくないので、専用のものを購入しました。
こんど換気扇のお掃除をする時には使ってみようかな~というくらい。
それでも、買って良かった!!本当に良かった!!!
それぐらい壁紙を剥がすのが楽になりました。
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