赤黒い和室の柱をサンダーで削ってキレイな白い柱にする方法

DIY

こんにちは!握力12.5のうめママです。

和室の壁や柱の色が暗い!昭和の香りがぷんぷんする!何とか明るくしたい!

そんな和室DIYの中で、今回は「柱を白くしたい」の巻。

柱や長押の色が濃い茶色から、明るい木本来の色になっただけで、部屋がぐっと明るくなりました。

和室の中のものを全部部屋の外に出すまたはくまなく養生することができれば、作業自体は難しいものではないです。

DIYで柱を白くする方法はざっくり4つある

作業をする前にネットで調べたところ、3つの方法を見つけました。

  1. あく抜きの薬品で洗う
  2. 水性塗料で塗る
  3. 柱の表面を削る
  4. 木でできたテープを貼る

4番目は最近見つけた方法でこの時は知りませんでした。

で、動画を見たり記事を読んだりして調べた中で、採用したのが3番の「柱の表面を削る」です。

なぜなら、削るのが一番デメリットを感じなかったから。

あく抜きの薬品を使うメリット・デメリット

経年で黒ずんだ木部のあくをキレイにしてくれる薬品があります。

この「スーパーアクトル」は口コミでもとても評判がいいです。

◆メリット

メリットは、柱周りを少し養生するだけで作業が出来そうだったので、部屋の中のものを外に出したりする必要がないということ。

◆デメリット

デメリットは「薬品に合う合わないがあり、失敗して色むらになったりする可能性がある」ということ。

Youtubeで色々な動画を見たのですが、うまくいかなかったケースもありました。

そもそも我が築古マンションの柱が黒いのは汚れなのか、木が経年で変色したのか、はたまた塗料なのかが不明。

だから、そもそもあく抜きの薬品でキレイになるのかわからない!

経年のアクであることがわかっている場合には、あく抜きの薬品を使うのも良い選択だと思います。

水性塗料を塗るメリット・デメリット

◆メリット

こちらも手軽。柱・壁周りの養生だけすれば良さそう。

◆デメリット

人が良く触ったり、襖が当たったりする部分が、経年や日焼けで劣化して表面の塗膜が剥がれてくること。

これね、わが家の築古マンションないですでにこういう部分がたくさんあって嫌だなと思ったのです。

これをキレイに塗りなおすには、いったん塗膜を全部はがして、平らな下地を作らないといけません。

これが、ものすごく手間のかかる作業らしく…。

日当たりのいい窓枠を白くしたい場合は、ペンキを塗るよりも窓枠用のシートを貼った方がいいと思う。

柱の表面を削るメリット・デメリット

◆メリット

長くキレイな状態を保てる。

◆デメリット

サンダーという研磨する電動工具を使うのだけど、削り屑が部屋中に舞い散り、部屋中粉々になる。

実際にやってみた感想として、本当に部屋も自分も粉だらけになる。

今回は壁を含め全体をDIYする予定だったから出来たけど、そうじゃなければなかなかハードルが高いかも。

疲れたスッピンを晒すのはものすごく恥ずかしいけど、どれだけ粉だからになるか画像をどうぞ…

まつ毛まで粉がついて真っ白に。

ちなみに、防塵用のメガネはしていたのですが、横からガンガン入ってきます。

顔についている赤黒い線は防塵マスクの跡。でも、マスクの隙間からも粉が入って、顔中粉塵だけらです。

木でできたテープ「柱リフォームシート」を貼る

最近この「柱リフォームシート」を発見して、これでよかったんじゃないの??と。

出典:パネストア楽天市場店

これは本物の木をテープ状にしたものなので、印刷したものとは違って柱に使っても質感がとても良さそう。

木の種類を選べるし、ヒノキを選べば理想の白っぽいお部屋になりそう。

◆メリット

本物の木をうすーく削ってテープにしたものを貼るだけなので、養生とかは一切しなくていい。

キレイに貼れるかはともかく、もっとも手軽!

◆デメリット

値段がまあまあ高い!
わが家の場合、木部全部に使ったらけっこうな金額になりそう。

柱を削る方法を選択した理由

  • 手軽に試せるから
  • キレイな状態が長持ちしそうだから

たった数十円でキレイな柱になるかどうを試せる

とりあえずはサンダー(電動工具)を買わなくても試せます。

ホームセンターに行って、サンドペーパー(紙やすり)を1枚買ってきます。

後半でおすすめの紙やすりを紹介しているので、チェックしてくださいね。

値段は数十円ですむはず。

手ごろな大きさに切って、角材のきれっぱしなどに巻き付けたら、目立たないところを削ってみるだけ。

しばらく削ってみると、もともとの木の色が出てくる。

私は床の間の長押の裏側で試しました。

表面の赤黒さが取れて本来の木の色が出たのを確認できたので、全部削ることにしました。

わが家の場合、柱は白っぽい色になったけど、長押などはもともとの木の色が少し茶色がかっていたので、思ったほど白くはならなかったです。

でも、最初の赤黒い状態に比べれば、はるかに明るい色になった!

研磨後は何らかの塗料を塗ればキレイな状態が長持ちする

研磨した後は、木の素肌が出ている状態なので、何かを塗ってあげた方が汚れ防止になってよいです。

ただ、無着色のオイルでも、木の色はめちゃくちゃ変わります!

白さを活かしたいのなら、白木の色を残せる塗料を選ぶのがポイント。

【実践編】日本間の柱をサンダーで削って白くする方法

準備する道具はわりと少ないです。部屋の下準備の方が大変です汗

柱を削るのに必要な道具

必要な道具
  1. サンダー(電動工具)
  2. サンドペーパー(紙やすり)2種類
  3. 防塵メガネ&防塵マスク&バンダナ等の粉塵対策グッズ

基本のセットはこの3点。

あと、必要に応じて木に塗るオイルがあるといいです。

実際に使ったサンダーの欠点とオススメのサンダー

私が購入したのはオービタルサンダーというもの。

OS-150K

現在同じものはなくて、検索すると以下の機種が出てくるので、どうもこちらが後継機のようです。

コーナンProの信頼しているおじちゃま店員さんに相談して買いました。

マキタなどの有名ブランド品じゃないものを購入した理由は、安かったから。

おじちゃま曰く…

価格差は耐久性の違い。でも、プロみたいに毎日使うわけじゃないだろう?じゃあ、これで十分!

ということだったので。

実際にこのサンダーでよく削れたし、故障することもなかった。

このオービタルサンダー自体はどこも悪いところはなかったです。

でも、細部が削れなかった!

柱の面を削るには良かったけど、長押の上の面や角などの細い場所や入り組んだところ、上に障害物がある場所が、このサンダーでは削れなかったんです。

この場合このサンダーが悪いのではありません。
どこのブランドのサンダーを買ったところで、この形だと削れない部分がでてきます。

それで、別のホームセンターで三角形のサンダーを買ってくることに。

コーナーサンダーと言われるものです。

今度はブランド品。BLACK&DECKERのものです。

何でこのブランドにしたのかというと、近所のホームセンターで売っていたコーナーサンダーがこれしかなかったから( ;∀;)
ちなみに当時コーナンには1個もなかった。

結局2つもサンダーを買う羽目になったわけです。

二つあわせて1万円以上…

まぁまぁな出費になったけど、道具は今後も使えるのでよしとしました。

細かいところは割り切って手作業にするというのもありだと思います。

今疑問に思っている方がいるかもしれない。

「じゃあ、コーナーサンダーを買えば全部削れるんじゃないの?」

コーナーサンダーのデメリットは、そのサンダー専用のサンドペーパーしか使えないことです。

サンドペーパーによって削れる量が全然違うので、1部屋全部削ろうと思うと、作業効率が全く変わってきます。

で、専用のサンドペーパーだと種類が少ないので、この後紹介する削りやすい紙やすりが使えません。

サンダーの集塵機能について

実は、サンダーには削った粉塵を吸い込む集塵機能がついています。

私がコーナンで買ったサンダーには専用の集塵袋がなかったので、代わりに使い古したタイツを切ってつけてみました。

でも、意味がなかったです。なぜなら、紙やすりに穴を開けなかったから…

集塵するには紙やすりの指定位置にいくつか穴をあけないといけないのです!

面倒くさがりの私は当然開けませんでした…。

マキタやリョービなどの製品の場合、専用の穴あけ器具(パンチプレート)が数百円で販売されています。また、専用の集塵袋もあります。

サンダーの本体価格は高くてもブランド品を買うのはやっぱりいいかも…と思ったり。

よく削れるおすすめサンドペーパー。白い「空研ぎペーパー」

柱の色が消えるまで削るには、まぁまぁ削らなければなりません。

とはいっても、1㎜も削らないんですが、その0.?mmが削れないんですよ。

最初はよくある茶色い紙やすりの荒いもの(数字が少ないやつ50とか)を使ってみたのですが、時間がかかるし紙やすりもやたら消費するわけです。

そこでホームセンターにある金属のメッシュみたいな紙やすりを買ってきました。
見た目にはすごく削れそうだったのですが、思ったよりも削れない…

で、色々買ってきて試した結果、一番左に写っている白いサンドペーパーが一番よく削れました。

「空研ぎペーパー」というらしいのですが、最初の削りはこれが一番オススメ。

私は粒度150を使いました。

他のペーパーでは60とかを使っても満足に削れなかったのに、白くて繊細そうな見た目とは裏腹に本当によく削れます。

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木の表面を整えるための2度目の削りは茶色の紙やすりでOKです。

私は粒度200を使いました。

茶色い紙やすりが一番安いです。

柱を削る前の下準備:お部屋の対策

必要に応じて準備した方がいいもの。

  1. ブルーシート
  2. マスカー

本当に部屋中粉だらけになります。

これは、サンダーをかけた後にホウキで集めた削り屑。かなりの量です。

だから、出せるものは部屋から出す、無理なものはきっちりブルーシートなどで包んで粉がかからないようにしないと大変なことになります。

  • 畳は全部重ねてまとめ、ブルーシートでおおう。
  • 押入は襖を開けた内側部分にマスカーを貼って、中に粉塵が入らないようにする。
  • 障子がある場合は、障子もマスカーで養生する。障子の組子というのかな?細い木を組み合わせてある1本1本に粉がたまるので、何気に掃除が面倒です。

畳をあげる時には、それぞれがどの位置にあったものなのかメモしておいてください。あとから同じ位置に戻さないと、うまくはまらなくなるようです。

ちなみに、うちはDIYを始める前から偶然マキタのコードレス掃除機を使っていたのですが、研磨後に粉塵を吸い取りながら、この掃除機にしていて良かったと思いました。

別に吸引力はすごくないです。
うちにある機種は、むしろ一般的なコロコロひっぱるタイプの掃除機より吸引力は劣る気がします。

でも、建設現場の定番掃除機だけあって、粉塵系のゴミをガンガン吸っても全然故障しません。DIYerにはおススメだと思います。

柱を削る方法

特に方法というほどのことはない!

2回削りましょうというくらい。

1回目はざっくりと表面の色が落ちるまで削る。

2回目は荒れた木肌を整えるために、番号の細かいやすりで削る。

ひたすらサンダーを柱にあてていくのみ。

1点注意点があります。

柱を削る場合の注意点

注意点は2点。

  1. 突板の柱の場合は削りすぎないようにする
  2. 研磨後にオイルなどを塗る場合は色がかわってしまうかも

突板の柱をガンガン削ると表面が剥がれます

突板を貼った柱かもしれない点に注意!

◆突板の柱ってなに?

節があるなど柱としては見栄えが良くない木材の表面に、数ミリのキレイな木の板を張り付けたものです。

突板だった場合、いい気になって削っていると、表面に張り付けられた1㎜もない薄い板がいきなりベコッと剥がれたりします。

表面に張り付けた薄い板の部分だけが剥がれてしまいます。
これを元通りに張り付けるのは難しいので注意してください。

あなたのお家が立派な日本家屋だったりしたら、突板の可能性は低いと思う。

でも、わが家のようにあまりお金がかかっていない(;^ω^)家の場合は突板の柱である可能性が高いかもしれないです。

そんな場合には、なるべく優しく削ってあげてください。

木によってはオイルを塗ると色が変わってしまう場合あり

削り終わったら、何らかの塗料を塗った方がよいです。

これは手垢などの汚れから木の表面を保護するためなのですが、ここで最後の注意点があります。

木目を生かした塗料といえば、オイルが真っ先に浮かぶわけですが…

無色のオイルを使っても、元の木の種類によってはかなり濡れ色がでてしまいます。

これ、削り途中の画像ではありません。

上の部分はオイルを塗ったために色が変わっています。

使ったオイルはアールジェイ株式会社の自然塗料「いろは(クリア)」。

私はこの時オイルを塗った際の「濡れ色」というものを知らなかったので、クリアを使っているのに色が全く変わってしまってビックリ(゚Д゚;)しました。

頑張って白くしたのに、また茶色くなってもうたーーーー!!!

そこで、漆喰を買う時に色々相談させてもらっていた「大橋塗料」さんに電話をして相談しました。

そこで初めて「濡れ色」という言葉を知りました。色の付かないオイルを使っても、オイル自体がしみ込むことで木の色が変わるのは普通のことだったわけです。

だとしても、色が濃くなるのは理想と離れてしまうので困ります。

そこで紹介してもらったのが、白木の色味をそのまま残すことができる塗料。

3年前の当時は1種類くらいしか取り扱いがなかったのですが、現在ものすごくたくさんありますね。

白木の色のままがいいという需要が増えたのでしょうか?

で、これを塗ったらどうなるかというと、実はまだ試していません…

3年も何も塗らないままに放置しています。

いまのところ、特に汚れや日焼けは感じていません。
でも、こういうのって気づいたら変色してた!みたいなことになりがちなので、早いところ頑張りたいと思います。

塗ったらまたご報告します!

柱をオーダビルサンダーで削って白くするまとめ

作業自体は握力12.5でも十分にこなせました。

でも、とにかく粉だらけになります。

それさえ乗り越えられれば、きっと満足のいく仕上がりになります。

現在、この八畳間を寝室にしていますが、白い柱と白い壁の部屋は明るくて、寝起きの気分がとってもいいです。

ぜひ、やってみてください!

では、うめママでした!

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