こんにちは!握力12.5しかないうめママです。
現在住んでいるマンションは、築年数50年以上のとても古いマンション、いわゆる築古マンションです。
購入時は築47年で、まったくリフォームなどをしていないボロボロの状態で購入して、手直ししながらすでに4年以上住んでいます。
そんなに古いマンションを買っていつまで住めるの?
耐震は大丈夫??
キッチンやお風呂などの設備はどうなの?
などなど色々疑問があると思いますが、私が一番の問題で絶対に対策が必要だと思ったのは断熱。
私的に一番の問題点は断熱されていないこと!
一度前の持ち主がリフォームをしていて、お風呂・キッチンや間取りもオリジナルからは変更されていました。
そして、部分的に断熱対策を行っている部分もありました。
でもね、対策をした部分も断熱が足りないし、まったく断熱されていない部分も多い!
断熱がされていなくても問題ない部屋もある
上下左右を他の部屋に囲まれたマンションの中部屋の場合には、断熱が足りなくても大きな問題にはなりません。
なぜなら隣・上下の部屋が断熱層の役割をするから。
よくある間取りの南北に細長く南側がリビングで北側が廊下に面した個室などだと、外気にさらされる壁は南側と北側の一部のみになります。
もちろん、だとしても壁の断熱はした方がもちろん良いですが。
マンションの角部屋や最上階は絶対に断熱が必要!
でも、私が購入した部屋は角部屋でほとんどの壁が外気にさらされています。するとどうなるかというと…
外気の冷たさが躯体のコンクリートを伝わって屋内の壁が冷えて、激しく結露します!
下の画像は外で撮影したものではありません。家の中の壁です。
写真右側に写っている茶色の物は窓枠なのですが、外壁の冷気と窓からの冷気でダブルで冷やされた窓回りの壁がびっしょり結露しているのです。
特に我が家ではガスファンヒーターを使っているので結露がひどいです。
でも、エアコンに比べると快適な温かさなのです。
※ガスファンヒーターや石油ストーブなどの燃焼系暖房器具は、使うことで熱と水分が発生します。
激しく結露してその結果どうなるかというのは、あとからご紹介します。
断熱されていない古いマンションってどういう状態?
そもそも、マンションや団地で断熱されていないといえば…
◆コンクリートの躯体に直接壁紙が貼ってある
断熱材が一切入っていません。
マンションの躯体に直接壁紙、これが基本です。
最近建築されたマンションでも躯体に直接壁紙が貼ってあるケースもあります。
でも、それは部屋と部屋の間の壁。断熱の必要がない場所です。
築古マンションは外気に触れる壁でも躯体に直接壁紙が貼ってあります。そして、壁が結露して壁にカビが生える、また窓下などは結露した水分が入りこみ壁紙がはがれてきます。
上の画像は最初にこの部屋を内覧した時のものですが、窓の下の壁紙がはがれている&カビが生えているのがわかると思います。
本当に、屋内に雨が降った?というくらいに結露します。
◆サッシ(窓)が古く結露しまくる
今時のマンションや建売の戸建て住宅でも複層ガラスのサッシが一般的ですが、サッシも古い…。
もちろんガラスは1枚だけ。アルミサッシにもガラスにも結露しまくりです。
もちろん、24時間換気システムなどという物はついていないのですが、窓自体が歪んでいてかなり隙間があるのです。
だから、ものすごく換気ができているのではないかと思うぐらいなのですが、それでも窓は結露してびしょびしょです。
そして、ガラスの周りにはめてあるビート(ゴムみたいなやつ)はカビだらけになります。
断熱していないマンションの部屋にはカビが生えた実例
これはある家の物語。
東・南・北側が外に面する部屋で、東側の壁に貼り付けてあった断熱材を引っぺがしてコンクリートを露出したまま一冬放置しておきましたとさ。
3月になって久しぶりにフスマを開けてこの部屋に入った家の者(私)は絶叫しました。
東側のコンクリート壁にこんもりびっしりと生えたカビ。
これはごく一部( ;∀;)
あまりの惨状に全体の写真を撮ることができなかった…
広範囲にカビが生えていたのだけど、特に壁紙の裏紙が残っていた場所に多く発生していました。逆に裏紙がない部分には全く生えていなかったり。
壁紙の糊がカビの餌になっているのかもしれません。
ちなみに、この部屋に貼られていた断熱材は、よくあるスタイロフォームのようなものとは違いました。
断熱材と石膏ボードがくっついたようなボードで、その上から貼られた壁紙はカビが生えて所々はがれており、ボードにもカビが生えていたりといった状態でした。
以下は壁からはがした時の画像。2層になっているのがわかるでしょうか?
見てわかる通り断熱材部分の厚みが1cmほどしかないので、このボードでは断熱が足りないと思ってはがしてしまった訳だけど・・・
それなりに断熱していたことが証明された結果に。
窓ももちろん激しく結露していて、ビートはカビだらけ。天然木の窓枠は長年の日焼けと結露水により黒ずんでいます。
こちらの写真は寝室にしていた和室。
上に掲載したひどい壁の結露の写真はこの部屋のもの。
漆喰はPHが7.0に近いアルカリ性なのでカビが生えにくいので、壁に漆喰を塗ったわけですが、就寝までのガスファンヒーター&大人2人・子供2人の呼気で窓も壁もびっしょり濡れた結果、2月ごろにはカビが生えてしまいました。
漆喰にも限界はあるわけです。というか、空気中の湿気はコントロールできても、こんなに濡れるのは想定外やろ!と漆喰に突っ込まれそう…
断熱がほぼされていない状態で1年過ごしてみて決意しました。
絶対に断熱工事する!!!
ここから紆余曲折あり、大工さんをナンパする日々が始まりました(笑)
ちなみに、壁紙の上にもカビは生えます
カビの生える古いマンションを買って後悔しているか?
ここまで読んだ人は、カビの生えるマンションを買って後悔しているのではと考えているかもしれません。てか、無理!こんな家に住めない!!って思っているかも💦
でも、私は全然後悔していないのです。
その理由は、立地と部屋の構造が気に入っているから。
立地と部屋の根本的な構造は変えられない条件です。
私はこの立地、具体的にはスーパーと手作りの給食とおやつが超美味しい保育所が徒歩2分、目の前は大きな公園、駅まで徒歩6分という好立地が本当に気に入っています。
部屋の構造というのは、全室南向きで窓があり日当たりが良いということ。
この2点はどうやっても後からは変えられない!
それに比べて部屋の内部のことは、あとから手を加えればどうにでもなる。お金さえあれば!
特に、我が家のあるマンションでは窓のサッシも自分で変更が可能なので、まさにお金だけの問題。
今は家のほとんどの断熱工事を終えて、壁にカビが生えることはなくなりました!やった!
(まだ1部屋やり残しているけど…)
だから、声を大にして言いたい!ボロいマンションでも中のものはナンボでも変えられるんだよーーー!と。
ちなみに、こちらが現在の一番東側のお部屋。
大工さんの力も借りて断熱材をしっかり入れたので、もはや壁にカビは生えません。ただ、窓…はサッシ交換をしていないので、まだ結露しますが💦
あと、体感で明らかに室内温度が上がったのを感じます。快適!
では、うめママでした!
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