こんにちは、握力12.5のうめママです!
築47年のマンションを購入し、DIYしながらすでに5年。
今回は築古マンションの人間関係について。
家を買うときにある意味一番難しいなと思うのが、近隣との人間関係。
以前、関東で建売の一戸建てを購入しているのですが、その時の向かいの家のおばちゃんが本当に苦手でした。ごみ捨ての時に近所の家の人の悪口を毎回聞かされる。
夫の転勤まで半年ちょっと住んだけど、結局わかったのは悪口を言われていた家の人の方が親切で良い方だったということ。
引っ越す時にも「ゴミ出ししておくから、うちの駐車場に置いておいて!」と声をかけていただいてどれだけ助かったか( ;∀;)
他にもそのおばちゃんとは色々あり、外に出るのが本当に苦痛になってしまいました。
転勤の話を聞いた時には、むしろ嬉しかったです…
家を買ってしまうと逃げられないけど、買ってみるまでわからないという賭けみたいな部分です。
実際に古いマンションに住んでみて感じた人間関係上のメリット・デメリットを紹介します。
古いマンションの住人の世代や人間性は?
私が住んでいるマンションが売り出されたのは50年以上前ですが、今は古く見えるこの建物も当時はそれなりの物件だったようです。
団地ではなく、1棟で建てられたマンションで、当時は近隣に大きな建物もなく、海が良く見えるオーシャンビューマンションだったかと。
お金持ちというわけではないけれど、そこそこの収入があった人が購入しているので、高齢となった現在でも経済的に比較的ゆとりがある方が多い印象です。
我が家の以前の持ち主はお医者さんでした。
趣味にいそしんだり、近所のフィットネスジムに通ったり、週末に児童館で製作遊びの指導をしたりと、充実しているなーという印象。
世代としては自分の親世代、70代から80代が多いです。
孫がいる人が多く、娘の家に手伝いに行ったり、子供家族が孫連れで遊びに来たりしています。
当時は現在よりも結婚する年齢が早かったので、結婚して子供が産まれた20代後半から30代で購入したと考えるとだいたい主な世帯層がわかるかと思います。
築古マンションのメリット:住人が子供に優しい!見守られる暮らし
この超古いマンションに賃貸時代含め、9年ほど住んでみて感じたことは。
- 子供がいると喜ばれる
- 子育てのことをわかっている
- 子供を温かく見守ってくれる
とにかく昔からの住人の方たちが子連れをちやほやしてくれます(笑)
右も左もわからない土地に夫の転勤で引っ越して2か月で妊娠、近隣に親族なし、友達なし、夫は月の半分出張で不在という状況だった私にはありがたすぎる環境でした。
古いマンションでは子供がいるだけで喜ばれる
シニア世代が多いマンションで子供を産むと、とにかく喜ばれます!
次の世代がマンションを引き継げるという感覚もあるのかもしれないけど、子育てを終えてしまった世代だととにかく子供がかわいいと思うようで、廊下やエレベーターで出会うと子供達によく声をかけてくれます。
マンション内で季節の行事などがあると、子供が主役。
みんなにちやほやされて、子供は超ご満悦www
騒音問題など子育てのことをわかってくれている
今までに子供が小さな頃に騒音でトラブルになってしまった話を何件か聞いたことがあって、どれも下の階の住人が若い子なし夫婦だったのが共通点でした。
※もちろん世の中の全てがそうだというわけではないです。
このマンションでは上下隣全て自分の親の年代の方で、我が家の子供が大騒ぎしたり飛び跳ねたりしても(程度はあるだろうけど)、文句を言われたことは全然ないです。
むしろ下の部屋の方に、「(部屋で)運動会してもいいのよ!元気に遊んでよ~。」と言ってもらっているほどで、完全に甘えさせてもらっています。
たまに会うと「元気な足音聞こえてるわよ~!」などと言われますが、文句を言われているという感じではなく、成長を見守ってくれているといった感じで感謝しかない!
下の部屋の方のお子さんは二人のやんちゃな男の子だったそうで、子供はどうしても飛び跳ねたりするということをよっく分かって言ってくれいる気がします。
今も上下階ともお孫さんが遊びに来ることがあるので、お互い様という気持ちでいてくれているようです。
もう一つありがたかったエピソード
賃貸でこのマンションに住んでいた時には、この下の部屋の方の隣の部屋に住んでいました。
一人目が産まれて1歳から保育所に入ったのですが、その時に隣の方のお言葉。
「うちの息子のところも保育所に入れてるのよ。でも小さい頃は熱だしてお母さんが呼ばれるじゃない?助けてあげたいけど新幹線の距離だから無理なのよ。だから、仕事忙しい時は迎えに行ってあげるから、いつでも言ってよ!!暇なおばあちゃんなんだから。」
結局迎えに行ってもらうことはなかったけれど、頼れる人が全然いない状況で、いざとなったら頼める人がいるというのは本当に有難く、心強かったです。
ここまで読んで、下の人が特別いい人なだけなんじゃない?と思った人もいるはず。
最後に優しい人がたくさんいるというエピソードを。
住人に温かく子供を見守ってくれる方が多い
上の子が小学生になって、1年生の終わりごろからどんどん学童に行かないようになってきました。
怖がりのさみしん坊なのに、学童が嫌すぎて出席にしていても勝手に帰ってしまうのです。しかもカギを忘れることもよくあり…
結果、マンションの廊下で私が帰るのを待つということに。
そしたらば、通りすがりの方たちが、家で保護(?)してくれていた( ;∀;)
帰宅すると玄関に紙が貼ってあり、「●●号室にいます。」と。
廊下ですれ違いに挨拶をする程度で、顔は知っていても名前も知らない状態の方たちが子供を家に呼んでくれてオヤツも出してくれて、ありがたすぎます。
「知らない人の家にのこのこ行くなんて危ないじゃないか!」と言われればその通りなのだけど、廊下や行事で顔は知っているから付いていったとのこと。
このマンションの初期メンバーは50年も一緒に暮らしているので、廊下やホールで井戸端会議をしていることも多々あり、この辺りも住民の顔がわかる、そして人間のつながりがわかるのが本当に良い!
築古マンションのデメリット:一気に人の入れ替えが起こる
このマンションに住んで10年ほどですが、こんなことを書いては申し訳ないけど、やはり住人の方が老けたなと感じます。
住み始めた時は元気にお孫さんのお世話をしていた方も、デイケアなどに通うようになっているのを見ると時間の経過を感じます。もちろん、亡くなった方もいます。
今後10年のうちに、住人の入れ替わりがかなり進むのだろうと感じます。
そうなった時に起こりうる事を考えてみました。
住人の入れ替えで起こる管理問題
高齢者ばかりかというとそうでもなく、子持ち世帯も住んでいます。
そのうちの大部分が親がこのマンションに住んでいて空いた部屋を使っている、または売りに出た部屋を購入して親世帯と同じマンションで二部屋持っているパターン。
要するに二代目です。
皆さん管理的な問題も含め、このマンションのことをよくわかっているし愛着を持っている方が多いです。
このマンションは自主管理ですが、二代目の方たちは今まで同様管理の仕事もやっていくつもりがあります。
でも、賃貸に出される部屋が多くなったり、新たに購入した人達が増えると難しくなっていくのかもしれないと感じています。
住人の質の問題
こんなことを書くと差別的だと思われるかもしれないけれど、懸念されることではあるので敢えて書きます。
築50年越えの物件だと、東京の一等地でもない限りかなり安く販売されます。
そのため、質が低いという言い方は差別的であるとは思うのですが、まぁそういった方が購入する可能性も高くなるかもしれないなと。
また、賃貸に出される部屋に関しても同じで、リフォームをした部屋ならそこそこの金額で貸せるかもしれないけれど、設備が古いままだと安い金額で貸し出すことになります。
この辺も質の低下に関わってきそうです。
賃貸の部屋で複数の外国人の方が住んでいるケースもあり、もちろん外国の方がみんなトラブルを起こすわけではないですが、やはり文化の違いのようなもので問題が起こることがあるかもしれません。
ちなみに、今住んでいる方たちは礼儀正しく朗らかで、何のトラブルにもなっていません。外国旅行が好きなので仲良くなりたいなーと機会をうかがってます(笑)
住人の変化にたいする解決策はあるのか?
正直、現在進行形の話しなので、具体的な解決策があるわけではないけど、マンションの管理組合として当事者と話し合いをするしかないのだろうと思っています。
そのために管理組合の機能をしっかりと維持することが大切。
「何かが起こるかも?」と考えてしまうのも、結局は知らない人が増えることが不安だからなんだと思う。自分だって知らない人だったのに💦
それだけ小さな子供がいる私にとって、今の環境が素晴らしかったということ。
今のように住人同士が良く知っている仲で、見守られての暮らしはなくなってしまうのだと思うととても悲しい。
その頃には我が家の子供は大きくなっているだろうから、自分が見守る側になれたら良いな。
では、うめママでした!
コメント